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注文住宅を設計事務所に依頼すると何がメリットなのか

      2015/11/04

設計の相談にみえたお客様から「設計事務所に依頼するメリットって何ですか?」と質問されました。当然、ハウスメーカーや設計施工の建設会社を引き合いに出しての事でしょう。いつもは私自身の建築に対する考え方やうちの事務所のスタンスを聞かれる事が多いので、よくありそうな質問なのに新鮮な感じがしました。細かい事までいいだすとキリがないので、私が考えるメリットをお話したいと思います。

■設計のプロである

当然ですが、提案力に優れており難しい要望やこだわりのデザイン、ライフスタイルを実現するのが設計のプロの強みです。間取りや見た目のデザインだけでなく、可能性を広げるための特殊な構造も検討できるため、ハウスメーカーや工務店では提案できないような建築も実現可能です。

■施主の代理人である

ハウスメーカーや設計施工の建設会社との決定的な違いは、着工した後も施主の代理人として工事監理する事です。設計事務所の業務である設計監理とは、施主の希望を実現すべくデザインを提案し設計するとともに、工事が適正に行われているか施主に代わって監理する弁護士のような存在と考えて下さい。現場にも出向き設計図通りに施工されているか確認し、手抜き工事や施工ミスを防ぐよう監理業務を行います。

■施工時の勘違いやミスを無くす

上記と多少被りますが、工事監理者が加わりチェック機能が増えることで、現場での単純なミスや図面解釈の間違い、見落としを無くします。デザインには理由があるので、設計した立場で監理しないと分からないことが多々あるのです。また施工のプロと設計のプロが意見を出し合うことで、出来上がりが当初の予想を上回ることも少なくありません。

■工事金額の適正価格が把握できる

施工会社の選定に伴い、建設会社から相見積りをとることで適正価格を判断できます。ハウスメーカーや建設会社に直接依頼する場合、各々独自のプランやスペックで見積りをとるため、その金額が高いのか安いのかが判断できません。適正価格というのは判断が難しく、詳細に設計された共通の設計図を元に見積らなければ、コストの検証が出来ないのです。施主と二人三脚で設計した図面を元に見積り、施工実績もふまえて検討する事で納得のいく施工会社の選定ができます。

■見えないコストが上乗せされない

住宅展示場やショールームがある会社は、その建設費や維持費、運営費がかかり、それ以外にもテレビCMやインターネットのメディア広告、雑誌やチラシの広告宣伝費等もかかっています。実際に手にする建築にはそういうコストも含まれていることは想像に難くありません。特にハウスメーカーは新商品の研究開発費などもかかっているはずです。設計事務所の設計監理料はほぼ人件費です。事務所によっても違うでしょうが、大半は余計なコストがかかっていないのではないでしょうか。建設会社を選ぶ際も相見積りをとるため、過剰な金額の提示は避けられます。

以上が設計事務所に依頼するメリットなのですが、本音はまだ全然書き足りません(笑)。次回は視点を変えてデメリットも書きたいと思います。

【次回】設計事務所に注文住宅の設計を依頼した場合のデメリット

 - 住宅, 新築, 知識

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