大開口の寸法は根拠があって決めました | 印旛のスタジオ

大開口の寸法は根拠があって決めました | 印旛のスタジオ

新年を迎えて初の現場です。 大開口 にもガラスが入り、いよいよ内装工事も本格化。
正月を挟んで進捗状況が気になってたのですが、職人さん達はエンジン全開のようです。

打合せのため二階に上がると、すでに塗装の下地処理が始まっていました。

リビング塗装下地のパテ処理

まだ一回目のパテ処理ですが、とても丁寧に施工されています。

余談ですが木造で住宅を設計する際、石膏ボードはコストの許す限り二重張りにします。(もちろん防火規制に関係なく)この建築も仕上がった後では分からない、性能に左右する所にお金を掛けています。見た目には分からないのが残念です(笑)

ちなみに、この写真の撮影時間は12時40分。私の計算では冬至、いわゆる一年を通して一番深く太陽光が入り込んでくる日の南中時が、この部屋のセンターラインです。そして造り付け家具は全てセンターラインより北に配置してあります。 この部屋は南向きなので、出来るだけ家具が焼け無いように、そして夏は暑過ぎず冬は暖かい空間を目指しました。庇が無い建築なので、開口部の高さはとてもシビアに検討しています。

デザインには理由があります。